Issue 02

[プロフェッショナルにきく!]

“木視率”ってなんですか?

Issue 02

暮らしの心地に光を当てて、asuのすみかをリノベする

すまいと暮らしのjournal sumuasu
床材は、暮らしの心地を大きく左右する要素の一つ。
阪急阪神不動産のリノベーションマンション『Styles』でも採用している床材のメーカー・朝日ウッドテック社のショールーム訪問で飛び出したのは“木視率”という気になるワード。何やら住み心地を考える上で欠かせないものだそう・・・!前回の訪問レポに引き続き、「sumuasu」編集部スタッフがお届けいたします。
朝日ウッドテック

https://www.woodtec.co.jp/

大阪メトロ「本町駅」から徒歩2分の場所にショールームを構える『朝日ウッドテック株式会社』は1913年創業の銘木業を起源とし、木という素材の力を引き出すことに情熱を注ぎ続ける100年企業。大阪に製造・開発拠点を持ち、住宅用床材を中心に展開する国内メーカーです。

住空間の心地を左右する木視率

西岡さん: 空間の快適性に欠かせない“木視率”ってご存じですか?

木視率について説明してくださる朝日ウッドテックの西岡さん

——— も、もくしりつ…?それは一体なんでしょうか。

西岡さん: 例えばですが、普段よく行かれるカフェで、すごく居心地の良い店と、そうでもない店がありませんか?

——— ありますね!同じチェーン店でもなんとなく落ち着かない店と、ついつい長居してしまう店があります。内装の違いかなとは思っているのですが。

西岡さん: まさにその通りです!おそらく居心地の良いカフェは、木材を効果的に使っているのではないでしょうか?床、壁の一部、天井の梁、テーブルや椅子など。

——— 言われてみれば!確かにお気に入りのカフェは木の床に、センターの大きなテーブルも天板が木で、天井にも木の梁が見えています。無意識に木に囲まれていたんですね。

西岡さん: それが“木視率”という概念です。空間の快適性を考える上でも非常に重要な指標となっています。

——— 一般的にはあまり耳馴染みのない用語ですが、読んで字の如く、つまりは空間の中で木材がどの程度見えているか、視界に入るか、ということですよね?

西岡さん:そうです、そうです!

木視率の科学的根拠

西岡さん: 実際に、木視率が人の生理機能に与える影響について、様々な研究データもあります。適切な木視率の空間では、心拍数の低下やストレスホルモンの減少が確認されています。

——— 「適切な」というのは、具体的にどの程度でしょうか?

朝日ウッドテックの床材に寄せられたお客さまの声を素敵なパネル展示に

西岡さん:研究結果では、視界の30〜40%程度に木材があると最もリラックス効果が高いとされていて、45〜50%程度で気持ちが積極的になるといわれています。それより少ないと効果が薄く、多すぎると逆に圧迫感を与えてしまうんです。

——— なるほど。ということは、全面を木材にするのがベストというわけではないんですね。

西岡さん:寝室とリビングと仕事部屋では過ごし方の理想も異なるので、適切な木視率も変わってきますよね。

——— 用途にあわせたバランスが大切だということですか。では、30〜45%を目指すには、実際の住宅の場合、どこに木材を使えば達成できるのでしょうか?

住宅における戦略的な木材配置

西岡さん: まず、最も効果的なのは、やはり床材です。床は住空間の中で最も面積が大きく、常に視界に入る部分ですから、ここに木材を使うことで木視率を大幅にアップできます。

 

——— 確かに。床は絶対に目に入りますもんね!ですが、床だけでは30%に届かない場合もありそうです。

西岡さん:そうですね。そこで他の部分との組み合わせが重要になってきます。天井に木の板を張ったり、構造材の梁を見せたりすることで、上からも木の温もりを演出できます。階段の踏み板や手すりなども、さりげなく木材を取り入れられる場所ですね。

広い面積の天井は木視率を高めるのに有効な場所

手すりに取り入れると、手触りでも楽しめます

——— リノベーションマンションでは階段を扱うことは少ないのですが、床や天井以外に取り入れられる場所はありますか?

西岡さん:壁の一面をアクセントウォールにするのもおすすめです。壁全面ではなく一面だけなら、適度な木視率を保ちながらコストも抑えられます。

なんと調湿機能も兼ね備えた壁材とのこと!

——— 確かにアクセントウォールは弊社でもよく提案しています。他にも、ドアや窓枠などの建具はいかがでしょうか?

西岡さん: 建具も重要な要素です。ドアや窓枠、造り付けの家具などを木製にすることで、空間全体の統一感が生まれ、自然と木視率も適切な範囲に収まりやすくなります。

——— 『Styles』ではリノベーションの際に、住まいの心地を第一に考えることを大切にしています。木視率と空間の快適性については、お客さまの内見の際にもぜひお伝えしたいと思います。きっと、お手持ちの家具とのバランスを考える時にも役にたちますよね。今回も、ためになるお話をありがとうございました!

次回「プロフェッショナルに聞く!|「木目シートのメリット・デメリット」をお届けします!

Styles採用事例

・突き板フローリング「ライブナチュラルMSX」 製品紹介>> 採用案件>>
・突き板フローリング「エアリス-α」 製品紹介>> 採用案件>>
・無垢/挽き板・突き板 壁・天井材「ザ・ウォール」 製品紹介>> 採用案件>>

Sales

販売中物件

  • ライオンズマンション大阪スカイタワー

    Styles Basic

    ライオンズマンション大阪スカイタワー

    大阪府大阪市西区

    価格 8,880万円(税込) 面積 71.82㎡(壁芯) 間取り 2LDK

  • グランフォート岡本

    Styles

    グランフォート岡本

    兵庫県神戸市東灘区

    価格 12,800万円(税込) 面積 100.01㎡ 間取り 3LDK

  • 麻布台パークハウス

    Styles

    麻布台パークハウス

    東京都港区

    価格 75,800万円(税込) 面積 163.35㎡ 間取り 2LDK

  • エスリード長堀タワー

    Styles

    エスリード長堀タワー

    大阪府大阪市中央区

    価格 12,800万円(税込) 面積 92.41㎡(壁芯) 間取り 2LDK

  • ジオ茨木学園町四番館

    Styles Basic

    ジオ茨木学園町四番館

    大阪府茨木市学園町

    価格 4,890万円(税込) 面積 96.03㎡(壁芯) 間取り 3LDK

  • 大阪福島タワー

    Styles

    大阪福島タワー

    大阪府大阪市福島区

    価格 18,800万円(税込) 面積 105.42㎡(壁芯) 間取り 2LDK

Journal

ジャーナル

  • “安心”のつくり手 Vol.1 「品質監理」月川さんのお仕事

    “安心”のつくり手 Vol.1 「品質監理」月川さんのお仕事

    阪急阪神不動産が手がけるリノベーションマンション『Styles』は、お引渡しの次の日からでも住み始められるのが大きな魅力です。では、その「快適」や「安心」は、一体誰が、どのようにして作っているのでしょうか?この連載では、『Styles』を支える様々な仕事に光を当て、その裏側や想いに迫ります。第1回は、住まいの品質監理を担う「品質監理」担当・月川さんのお仕事にスポットを当てていきます。

  • 『Styles』 が住宅ローン控除の最大枠を使えるワケ

    『Styles』 が住宅ローン控除の最大枠を使えるワケ

    前編では、2026年の住宅ローン控除の改正ポイントをご紹介しました。 そのなかでお伝えしたのが、「住宅ローン控除の恩恵を最大限に受けるには、省エネ基準を満たした物件を選ぶことが前提」であること。 では、私たちが手がける『Styles』は、どのようにその基準を満たしているのでしょうか。今回 は、具体的な施工内容とともにご紹介します。

  • 2026年以降も継続!「住宅ローン控除」で知っておきたいこと。

    2026年以降も継続!「住宅ローン控除」で知っておきたいこと。

    マンションを買うタイミングにお悩みの皆さま! 実は、「いつ買うか」だけでなく「どんな制度が使えるか」によっても、大きく選び方が変わってくるのをご存知ですか? 2025年12月に税制改正大綱が閣議決定され、2026年2月20日に〈令和8年度税制改正関連法案〉が国会に提出されました(※1)。その中には住宅ローン控除(正式名称:住宅借入金等特別控除)制度改正の内容も盛り込まれています。そろそろ住宅の購入をお考えの方は、関連度の高い制度になります。 今回は『sumuasu編集部』の視点で、制度の要点をわかりやすくお伝えいたします。 ※1…施行は4月1日からの予定です。

  • 「いつも」と「もしも」を分けない、フェーズフリー防災で考える在宅避難のこと。
  • “木視率”ってなんですか?

    [プロフェッショナルにきく!]
    “木視率”ってなんですか?

    床材は、暮らしの心地を大きく左右する要素の一つ。 阪急阪神不動産のリノベーションマンション『Styles』でも採用している床材のメーカー・朝日ウッドテック社のショールーム訪問で飛び出したのは“木視率”という気になるワード。何やら住み心地を考える上で欠かせないものだそう・・・!前回の訪問レポに引き続き、「sumuasu」編集部スタッフがお届けいたします。

  • 朝日ウッドテック社ショールーム訪問レポート

    [プロフェッショナルにきく!]
    朝日ウッドテック社ショールーム訪問レポート

    床材は、暮らしの心地を大きく左右する要素の一つ。 今回は、阪急阪神不動産『Styles』のリノベーション物件でお世話になっている床材メーカー・朝日ウッドテック社のショールームを訪問しました。 実際に見て、触れて、歩いてわかった“ 床材にまつわるアレコレ” をsumuasu編集部スタッフがお伝えいたします。