身体が求めるもの、季節感のあるもの、その時期だけの景色。
編集部が見つけた"旬"を、ひとさじの提案としてお届けします。
◾️今回の旬を愉しむお店
https://www.instagram.com/tim.motomachi
暑さで火照った身体には、自然と手が伸びる何かがあるもの。今回訪ねたのは、神戸・県庁前エリアの香港スイーツカフェ「甜蜜蜜|ティムマッマッ」。夏の時期だけの、身体が求めるひんやりスイーツを教えてもらいました。
県庁前エリアでリニューアル
半地下ながら明るい自然光の差し込む店内をボックス席から
2026年2月、旧居留地・大丸前から県庁前エリアへと移転した「甜蜜蜜」。
以前の1960年代の香港テイストも素敵でしたが、こちらはモールディングされた白壁にクラシカルな木製キャビネットが印象的。赤い革張りの猫足チェアやベンチソファのボックス席がある新しい店内も、どこか香港らしさを感じさせます。
身体が、ちゃんと欲しがるものを
甜蜜蜜の夏の定番と言えば14時からのお愉しみ「緑豆冰(りょくとうごおり)」。
緑豆は皮むきと皮付きの2種を使用。体の内側にこもった余分な熱を取り、潤いをくれる
みかんの皮で香りをつけた緑豆あんをベースに、美肌食材として知られるハトムギや蓮の実、もちもちの黒タピオカをトッピングした5色丼のようなスタイルがユニークなかき氷。
無糖練乳の「エバミルク」をたっぷりかけて、いただきます。
一般的なシロップのかき氷に比べるとかなりギルトフリーな、ほんのりとした甘さ。
食器や茶器なども一つひとつが可愛らしい
氷が溶けてしまっても最後まで飲み干せるほどあっさりとしていて、噛んで食べる食材も多いせいか、軽食的な満足感もありました。
楊貴妃も夢中になった、あの果実
新メニューの「荔枝冰(リージービン)」に使われるフルーツは、かの楊貴妃も愛したライチ。こちらが只今、SNSで大バズり中!
グラスの中で氷のように見えるのは、ぷるぷるのライチ果肉
唐の時代、新鮮なライチを求めて数千キロを3日以内に運ばせるという壮大なプロジェクトがあったとか。今年公開された映画『長安のライチ』では、この逸話がシニカルかつユーモアを交えて描かれ、話題になったのも記憶に新しいところ。そんな一大プロジェクトに思いを馳せながら味わうのも一興です。
クラッシュアイスとバニラアイスのダブルでひんやり
ライチとココナッツミルクにバニラアイスを合わせたドリンクスタイルのひんやりスイーツは、暑さで火照った身体にすっとしみ込む爽やかさ。
"これからの甜蜜蜜"にも、期待
旧店舗が閉店後、シェアキッチンなどでの営業を経て新天地へとたどり着いた新生・甜蜜蜜。新体制になってからは、香港粥や大根餅などのランチメニューや常連さんたちに愛されてきたスイーツメニューの復刻に力を注いできた店主の豊崎さん。
緑豆氷は10月頃まで提供予定。詳細は公式Instagramでご確認を
8月からはピータンをソースに使った冷麺も新たに加わり、これからのメニュー展開にも期待が高まります。
それでも変わらないのは、「メニューを考えるときの軸」。
薬膳の本場・香港の医食同源を基礎とする、女性のための食養生術をプラスした発想は、移転リニューアル後も、健在です。
以前の店舗に比べ、地元のお客様がゆっくり過ごされる姿が増えたそう
金曜限定でファン待望の夜カフェ営業もスタート。
身体を労わりながら、心も満たしたい——そんな時にこそ、ぜひ足を運んでみてください。
香港甜品店 甜蜜蜜|ティムマッマッ
兵庫県神戸市中央区中山手通4-17-6
中山手セントポリア地下
TEL:080-8041-3828
https://www.instagram.com/tim.motomachi
